ハイスペ総研では、2025年11月、全国の25~49歳の既婚男女724名を対象に「パートナーへの不満」に関する調査を行いました。
一般的に年度末の3月は離婚件数が多くなる傾向があるほか、年末年始は夫婦や家族で過ごす時間が増えることで、家事・育児・義実家対応など日頃は見過ごされがちな不満や課題が顕在化しやすい時期です。
調査では、幸せなパートナーシップを築くために、現代の夫婦が抱える“不満”の実態を明らかにし、その結果を踏まえて、ハイスペ男子総研所長が「年末年始を夫婦関係の見直し総決算」と捉え、3月を前に“幸せな夫婦関係”に向けたアドバイスをまとめました。
リリースのポイント
・パートナーへの「不満ゼロ」は18.8%にとどまり、約8割の人が何かしらの不満を抱えているという結果に。
・不満の内容トップ3は 1位:お金・家計(230件) 2位:コミュニケーション(176件) 3位:家事分担(161件) 以降、「育児負担(114件)」が続き、家計・会話・家事育児が三大不満に。
・子どものいる人の平均不満度が2.38点、「不満3点以上」51.5%に対し、子どもがいない人は平均1.89点、「不満3点以上」38.6%と、育児期の負担が不満度を押し上げている可能性。
・年代別では、25~29歳の不満3点以上は25.0%にとどまる一方、30~34歳で53.7%、45~49歳で53.4%と、30代以降で不満が一気に高まる傾向。
・婚姻期間別では、「結婚1年以上2年未満」の不満度が最も高く、新婚期の「理想とのギャップ不満」が浮き彫りに。また、「15年以上」のベテラン夫婦でも不満3点以上が52.1%となり、「夫婦の総決算期」の課題が浮上。
※本調査では、不満度を0(まったく不満がない)〜5(非常に不満)の 5点満点中 で評価。
① 80%以上がパートナーへ不満。不満3点以上は約半数
パートナーへの不満度を0~5点で尋ねたところ、「まったく不満がない(0点)」と答えた人は全体の18.8%にとどまりました。 一方で、「3点(中程度の不満)」以上と答えた人は48.5%と約半数にのぼり、年末年始の長期休暇を前に、多くの夫婦が何らかの不満を抱えながら日々を過ごしている実態が見えてきました。
② 不満のトップ3は「お金・家計」「コミュニケーション」「家事・育児」
複数選択で不満の内容を尋ねたところ、上位は以下の通りとなりました(n=724)。
物価高や共働き増加の影響もあり、「お金・家計」の不満が最多となった一方で、「コミュニケーション」「家事・育児」「性・義実家」など、典型的な夫婦のつまずきポイントが並ぶ結果となりました。
③ 女性・子どもあり・30代以降で“不満度”が高い傾向
・男女別:女性の方が不満度・不満率ともに高い
家事・育児・感情面のケアなど、見えにくい負担を抱えることが多い女性側の不満が、数値としても表れた形です。
・子どもの有無:子どもあり夫婦は不満3点以上が51.5%
育児期の夫婦は、家庭内でマネジメントすべきことが増加するために時間・お金・体力の制約が増えやすく、年末年始などの長期休暇で家族で過ごす時間が増えることで、「家事育児の偏り」「自分時間の欠如」などが複合的に不満を高める可能性があります。
・年代別:30代以降で不満が一気に高まる
不満3点以上の割合を見ると、30代以降で不満が約2倍に跳ね上がる結果となりました。仕事・子育て・介護など、複数の役割が重なりやすい年代で、夫婦間のすれ違いや負担感が高まりやすい現実がうかがえます。
・婚姻期間別:“結婚1〜2年”と“15年以上”で2つの山
婚姻期間別の平均不満度は以下の通りです。
結婚1〜2年目に不満が最も高くなる「理想とのギャップ期」と、15年以上で長い結婚生活でのが蓄積して再度ピークを迎える「夫婦の総決算期」という、 二つの“山”が見られました。
年末年始は、新婚期やベテラン期にかかわらず、夫婦関係の課題をクリアにするための「見直し総決算」の機会として活用が推奨されます。
④ “残念なパートナー”の行動と、その対処法について
その他、フリーコメントでは具体的なエピソードが多数寄せられました。
● よくある“残念エピソード”
・話を聞かず、スマホやテレビばかり見ている
・「ありがとう」「ごめんね」が言えない
・家事・育児は「手伝う」スタンスで主体的に動かない
・感情的に怒鳴る、機嫌で態度が変わる
・金銭感覚が違い、貯金や将来設計について話し合えない
● 効果があったとされる対処法
・相手に「完璧」を求めすぎず、期待値を下げる
・家事・育児・お金の役割を改めて言語化して話し合う
・一人で抱え込まず、友人や専門家に相談する
・自分の趣味や一人時間を確保し、心の余裕をつくる
● うまくいかなかった対処法
・我慢して何も言わない
・感情的に責める/怒鳴る
・「どうせ分かってくれない」とあきらめて距離を置く
・相手の行動を逐一チェックし、ダメ出しを繰り返す
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調査名称:パートナーへの不満に関する調査
調査対象:全国の25~49歳の既婚男女
調査人数:724名(男性360名、女性364名)
調査期間:2025年11月
調査方法:インターネット調査
実施主体:ハイスペ男子総合研究所(運営:株式会社はんなり)
備考:本調査は相関関係を示すものであり、因果関係を断定するものではありません。
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所長コメント
今回の調査から、“不満がまったくない夫婦”はむしろ少数派であることが分かりました。
パートナーへの不満は、決して“失敗した夫婦”の証拠ではなく、“二人で一緒に見直すべきポイント”が見えてきたサインだと捉えることもできます。 特に、子育て期や30代以降は、仕事・家事・育児・お金など、お互いに余裕がなくなりやすい時期です。年末年始は、普段話せない課題についてじっくり話し合うことができる夫婦関係の見直し総決算のチャンスです。
そして、「離婚が増える3月」を避けるためにも、この時期に「何に困っているのか」「どこまでなら譲れるのか」「どんな形なら“二人にとってのちょうどいい”なのか」を、少し勇気を出して言葉にしてみてほしいと思います。
今回の調査で印象的だったのは、“我慢して何も言わない”という対処が、うまくいかなかった事例としてとても多かったことです。ハイスペ総研ではでは、まさにこの逆である“フルスイングのコミュニケーション”が重要であると考えています。フルスイングのコミュニケーションとは、100%自分の本音・気持ちを伝えて100%相手の本音・気持ちを聞いて第三の選択肢を一緒に見つけていくコミュニケーションのことです。
良好なパートナーシップを築くための「伝える」とは、感情のままに相手に不満をぶつけたり正論でぶった斬ることではありません。
自分の気持ちや困っていること、してほしいこと・してほしくないことを、「どうせ分かってくれない」と決めつけず、ちゃんと言葉にして伝えることです。不満をため込んで黙ってしまうと、相手から見れば「問題があること自体が分からない」状態になります。その結果、本人のストレスだけが増えていき、ある日突然「限界です」と爆発してしまう──これが一番もったいないパターンです。
また、意見や価値観が違うことは自然なことなので、「私が正しい=相手が悪い」と決めつけずにフラットにパートナーの気持ちや考えに耳を傾け、第三の選択肢も含めて2人で話し合っていくことが大切です。
一方で、上手くいった対処法として多かったのは、「役割分担を話し合いで決め直した」「自分の気持ちを冷静に伝えた」「一人で抱え込まず、第三者にも相談したといった、“フルスイングだけど丁寧なコミュニケーション”でした。
夫婦関係は、放っておいても自動的にうまくいくものではありません。むしろ、夫婦としてスタートしたからこそコミュニケーションを積み上げて関係を育てることが良好なパートナーシップに繋がります。不満をゼロにすることより、「不満をちゃんと話せる関係」を目指すことが、長い目で見たときの“いい夫婦”の条件なのだと思います。
ハイスペ男子総合研究所 所長 吉沢詩乃
ハイスペ男子総合研究所 所長 吉沢詩乃
恋愛・婚活支援の専門家/ハイスペ男子総合研究所 所長/株式会社はんなり 代表取締役
東京外国語大学卒業後、株式会社リクルートに入社。結婚情報誌「ゼクシィ」や子育て・人材領域のメディアで法人営業を担当し、複数部門でMVPを受賞。
2017年に独立し、恋愛・婚活支援に特化した「ハイスペ男子総合研究所」を設立。
男女の思考・心理・関係性に関する独自の調査と研究を基に、婚活に必要な〈マインド・ビジュアル・コミュニケーション〉の三位一体型プログラムを開発。
主宰する恋愛婚活スクール「総研アカデミー」は累計800名以上の受講生を輩出し、幅広い年代の女性が結婚・良縁を実現。
20代から50代の女性まで、年齢や環境を問わず“その人らしい幸せなパートナーシップ”を叶える支援を行っている。
書籍『恋愛無双になる方法』『なぜ、彼女ばかりがハイスペ男子に選ばれるのか?』(ともに大和出版)は、書店やAmazonランキングで多数部門1位を獲得。
メディア出演・連載・講演多数。
専門:恋愛心理・婚活支援・女性の自己肯定感形成・対人コミュニケーション
ハイスペ男子総合研究所について
ハイスペ男子総合研究所(通称:ハイスペ総研)は、「男女の理解と絆を深める」をテーマに活動する恋愛・婚活に関するリサーチと支援を行う研究機関です。
男性600名以上への恋愛観・結婚観・人生観に関するリサーチのほか、経営者・投資家・医師・会社員など多様な職業の男性に直接ヒアリングを行い、信頼性の高いデータを蓄積しています。
また、その分析結果を活用し、年齢や過去の経験に関係なく、自分らしい幸せなパートナーシップを実現したい女性に向けて、スクール運営・講座・講演活動などを展開。
各種レポートや研究成果は、メディア・雑誌・Web記事などでも多数取り上げられています。
近年は、装いや表現力と恋愛心理の関係にも着目し、サブスクリプションファッションレンタルサービス「AnotherADdress(アナザーアドレス)」でのコラム連載や、運営スクールでのアパレルブランドでの商品監修なども行っています。







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